平成30年度研究報告会を開催しました

 

t-2.png

 

 2019年2月15日、百花プラザ多目的ホールにて、4回目となるSGH研究報告会を行いました。高校1・2・3年生がSGHの授業や校外での普及活動、カンボジアフィールドワークで学んできたことを英語で発表しました。昨年度に引き続き、県立岡山城東高等学校と、カンボジア合同研究会で共に学んだ広島女学院高等学校の生徒も同じステージで発表を行うために駆けつけて下さいました。561席の観覧席は、立ち見も含めて満員御礼となりました。
 ゼミ活動を中心的に行った2年生は、本校SGHの1期生の姿を見て進級した生徒たち。入学前から課題研究活動への意識や意欲が高く、質疑応答も的を射ており、より質の高いものになりました。来年度の生徒たちの更なる成長を期待しています。
 少しずつですが、以下に本報告会の内容を掲載します。

 

11-2.JPG

 

カンボジアフィールドワークから得たもの
〜現地を”知る”ことを考える〜

 1年生のカンボジアフィールドワークは、現地を知ることを目的とした現地調査でした。
調査を進める中で、「知る」ことが課題研究を進めるためにいかに重要であり難しいことなのかを実体験の中から学んできた発表となりました。

1_1年FW.jpgDSC_9208.JPG

 

国際理解教育とは?
〜日本における国際理解教育の推進について考える〜

子どもたちが知識を得るだけではなく問題解決のための行動を起すきっかけを作り出すことを目指し、小学校で「飢餓」をテーマに出前授業を行いました。世界の国際理解教育を概観し、日本の国際理解教育の今後の在り方について言及しました。

2国際.jpg2-2.JPG

 

トンレサップ湖の持続可能な利用のために私たちができること

漁獲量減少で問題になっているトンレサップ湖で、ゴミ拾いと環境に対する意識調査および水質調査を行いました。2つのアプローチから得られた知見から、トンレサップ湖の持続可能な利用のために植林活動という新しい取り組みを提案しました。

3トンレサップ.jpg3-3.JPG

 

〈里海創生〉
アマモ場再生活動&人工干潟の生物多様性評価

日生町の海は、30年に及ぶアマモ場再生活動の取り組みから「里海の聖地」と呼ばれ、注目されています。しかし、日生の海はかつて「死んだ海」と呼ばれていました。カギとなった「アマモ」の再生活動のに参加し、干潟に関して調査を行う中で得た成果を発表しました。

4-3.JPGDSC_9483.JPG

 

カンボジアの縫製業を成長産業へ
〜国境を越えた産学協働商品開発は産業構造を変える第一歩になるか〜

 縫製業はカンボジアの主幹産業の一つですが、調べると縫製業は外資依存や国内の担い手不足など、多くの課題があることが分かりました。そこで、カンボジアの産業を守り発展させる観点から、カンボジア企業と連携した商品開発を行っています。発表では研究成果と商品開発の進捗状況を報告しました。

5-3.JPG0-4.JPG

質疑2.JPG質疑応答.JPG

 

岡山城東高等学校研究発表
居場所としてのスクールライブラリースペース
〜万人を迎え入れ、静かに放っておいてくれる場所〜

 岡山県のSGH指定校である県立岡山城東高等学校から代表1グループが発表に来て下さいました。
「読む、学ぶ、情報を得る」という3つの役割を持つ場所である従来の図書館に、新たに「教室に入りにくい生徒の居場所」としての役割を提案されました。
SGH校には様々な学びの形があります。両校の生徒たちがお互いに成長してより良い社会を作ってくれる日が楽しみです。

6城東.JPG6-2.JPG

 

広島女学院中学・高等学校×岡山学芸館 合同発表
カンボジア合同研修会を通した学び
〜他校との学びを通した私たちの気づき〜

毎年恒例になったカンボジア合同研修会は今回で4回目。全国から8校が集い、各自の体験や経験から考えたことをシェアすることで、今まで感じていなかった新たな気づきを得ることができました。共に学んだ広島女学院高等学校の3名と本校生徒が、対話形式で研修の内容を報告しました。

7広島女学院.JPG0-2.jpg

DSC_9660.JPG

 

3年間の学びの振り返りと私たちが得たもの

高校3年生が改めてSGHの学びを全体的に振り返りながら、どのような成長をしてきたのかを客観的に振り返りました。グローバルリーダーの資質を身につけ、今後に活かす決意を新たに、後輩へのエールを送りました。

8_3年生.jpgDSC_9755.JPG

 

SGHの学びを大学での学びへ

 本校SGHの授業を3年間学び、今年大学生になった卒業生2名が、SGHでの学びの重要性や必要性について発表しました。
 大学での学びは、答えのない問いに対して、自らの興味関心を元に自ら切り開くものです。富岡さんは在学時に環境と農業に興味を持った経緯から、自然環境に負荷をかけずに効率的な農業ができる「天敵農業」を研究していることを報告しました。井口さんは、今の自分に何が足りないのかを自問自答しながら課題研究を進め、大学の専門科目で5ヵ月間の国際社会貢献活動を目標にしていることを報告しました。

9-2.JPG9卒業生.JPG

 

講評
立教大学経営学部国際経営学科教授 松本 茂 先生

岡山学芸館高校の研究報告会を拝見するのは4回目となりますが、今回はプログラム全体がとてもよかったです。
まず、テーマを「高校生ができること」に設定したこと。できることが何かを考え、実践していること。高校生にできることに限りがあることを認識し大学、社会に向かっていくのは良いと思います。また、4年継続してきたことの成果を感じられました。卒業生は、まさしく自立した学習者になっている。その種まきが高校時代に行われていたのを感じました。学芸館では先輩の研究を踏まえて後輩が毎年発展させていることが素晴らしい。生徒もカンボジアへの渡航が2回目、3回目の人がいたようで理解が深まり、「先入観」が問題であると認識されたことが特に嬉しかったです。高校生で既に物事を俯瞰して見られるようになることは素晴らしい成果です。あと1年、蓄積されたものを継続して頑張ってください。

10-3.jpg

 

会場内の様子

司会進行や受付など、裏方スタッフも高校生が主体的に頑張ってくれました。

ロビー.JPGDSC_9908.JPG

DSC_9139.JPGDSC_9926.JPG

DSC_0124.JPGDSC_0067.JPG

DSC_9577.JPGDSC_0089.JPG

 



calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

mobile

qrcode